脱毛の基礎:毛に成長期があったの?

少し脱毛に関して情報収集をしてみると、一度の脱毛では、完全な永久脱毛にはならないということがわかってくると思います。

これは、毛の成長サイクルと大きな関わりがあります。

この毛の成長サイクルがわかっていると、どの時期(季節)から脱毛を始めれば良いかの決断をしやすくなります。

毛の成長サイクルとは

毛は、「成長期」「退行期」「休止期」に大別されます。1本1本の毛が、異なるサイクルで成長していることが理解できると、脱毛がもっともしやすい成長期の毛根に対して脱毛する理由がわかり、次に成長期に入る毛根を待って、次回の脱毛処理を行なう必要があることが理解できるようになります。

それでは順に、それぞれの成長段階について説明しておきましょう。

・成長期
毛は、毛球の細胞分裂がくり返す起こることで成長していきます。この細胞分裂が行なわれている毛は、成長期に入っていると考えられます。

・退行期
成長期に活発に動いていた細胞が分裂をしなくなった時期のことを退行期といいます。細胞の分裂が止まるということは、毛が伸びないことを意味しています。

・休止期
皆さんも毛が自然と抜けることを日々経験していると思いますが、休止期に入った毛が自然と抜け落ちているのです。毛が一度抜けるとしばらくお休みしてから、改めて細胞分裂を開始する成長期に入ります。

これらの毛の成長サイクルが理解できると、永久脱毛には期間がかかることがわかりやすいと思います。

日ごろ、自分で脱毛処理している人も、脱毛したのにすぐに毛が生えてきたというのは、今まで休止していた毛が成長期に入り、脱毛した同じ箇所からすぐに毛が生えてきたように感じさせるのです。実際は、別の毛穴から出てきた毛なのですが...

毛の成長サイクルにあわせて、焦らずに脱毛していきましょうね。

広範囲にはむかない電気針永久脱毛

医療レーザーの照射は、まとめて毛根の脱毛をすることが可能であるのに対し、電気絶縁針による脱毛は、広範囲にわたる脱毛にはあまり適していません。

広範囲にはむかない電気絶縁針永久脱毛

広範囲の毛根の一本一本に針を刺すため、脱毛するための本数が多くなり、時間が多くかかることになります。その長い時間、痛さに耐えるのはなかなか大変でしょう。

そのため、肘下や膝下の広範囲の脱毛を行ないたい時には、医療レーザーによる脱毛を複数回受ける方が身体への負担が少ないでしょう。

一方、ワキやビキニラインなどの狭い場所で、一度に完璧な脱毛をしたいという人は、電気絶縁針による脱毛を考えてみても良いのではないでしょうか。

本サイトで、電気絶縁針による脱毛と医療レーザーによる脱毛に関するメリットとデメリットをさまざまな視点から説明していますので、十分に考慮して、スベスベ肌を目指してくださいね。

日焼け・色素沈着部分の脱毛

せっかく脱毛をしようと思ったのに、医療レーザー脱毛について調べてみると、日焼けをしていると駄目、濃いシミなどの強い色素沈着があるとダメ、ということを聞いたことがないでしょうか。

確かに、医療レーザーによる脱毛では、それらのケースはむずかしいということです。

ここでは、その理由について書いておきましょう。

医療レーザー脱毛ができない日焼け

医療レーザーの仕組みは、黒い色に反応して、黒髪の毛根を焼くことになります。ところが、日焼けをしているということは、黒髪だけではなく皮膚も黒いですよね。

そうすると、皮膚が光レーザーを吸収しすぎてしまって、やけどをしてしまうのです。

永久脱毛のトラブルで挙げられる一つになっているのが、このやけど

せっかくおしゃれな服を着ようと思って脱毛したのに、やけどをしてしまっては逆効果です。

このような火傷にならないために、医療レーザー脱毛では、日焼けしている人に脱毛処理ができないことになっているのです。

医療レーザー脱毛ができない色素沈着

医療レーザー脱毛ができないのは、日焼けだけではありません。

黒い色というと、濃いシミの跡、あざをはじめとする色素沈着が強くなっている部分に関しても、医療レーザーが使えません。

もしこれらの箇所にレーザーを当ててしまうと、日焼けの時と同様に、その部分の皮膚がやけどしてしまうのです。

短時間に永久脱毛ができるなどのメリットが多い医療レーザーですが、このようなデメリットもあるのです。

自分にとって、医療レーザーのデメリットが適用になるかを十分に理解してから、永久脱毛を本格的に検討してみてはどうでしょうか。

あなたの永久脱毛がうまくいきますように!

痛みが少ないレーザー脱毛

毛穴の一本一本に針を刺す、電気絶縁針による永久脱毛は、確かに痛みがあります。針を刺せば痛いのは当然ですね。

この痛さを軽減してくれるのが、医療レーザーによる永久脱毛

医療レーザー脱毛による痛みについて

ただ、脱毛するので、痛みが全然ないというと嘘になります。

医療レーザーによる永久脱毛も、少しは痛いのです。でも、その痛さは、輪ゴムで皮膚をはじいた程度です。もちろん痛さに対する個人差がありますが、悲鳴をあげるほどではありません。

最近の医療機関では、麻酔剤を使ったり、冷却したりと、さらにその痛みを少なくする工夫をしています。

日焼けしているとレーザー脱毛ができない。

このような、レーザーによる脱毛がむずかしいケースでなければ、気軽に医療レーザーの永久脱毛を受けられそうですね。

脱毛クリームによる脱毛の問題は?

カミソリで毛を剃った時に、毛が太くなったように感じるというのは、剃った毛の断面が見えているためなのですが、この毛の断面が残らない脱毛の方法として挙げられるのが、脱毛クリームによる脱毛です。

市販されている脱毛クリームは、ムース状のものやクリーム状のものがありますが、一度に広い範囲の脱毛ができるのが大きな特長です。

カミソリで毛を剃る時には、どうしても剃りにくい場所があるため、時々は血が出てしまうことがありますが、脱毛クリームを使うのであれば、血が出ることはありませんね。

脱毛クリームの問題点

ただし、脱毛クリームも良いことばかりではありません。

脱毛クリームは、化学薬品で毛を溶かすことになるので、個人差はありますが、どうしても肌荒れのトラブルが避けて通れないのです。脱毛クリームを使った時に、炎症を起こすだけではなく、アレルギー体質になってしまうケースもあるようです。

広い範囲の毛をいっぺんに脱毛できるという特徴が本当に便利なのですが、肌の炎症を引き起こしやすいというのは、どうしても大きなデメリットになりますね。

脱毛クリームによる脱毛も、皮膚上にある毛のムダ毛処理にしかならないので、これから生えてくる毛に対しては効果がありません。そのため、頻繁に脱毛クリームを使ってしまうと、さらに肌荒れの原因になります。

忙しいときに、時々脱毛クリームを使うというように、適宜使い分けるということであれば良いのかもしれませんが、継続的に脱毛しなければならないという点では、永久脱毛にはなりませんね。

このように考えてくると、脱毛クリームやカミソリによる日々のケアが大変になったということを、永久脱毛をすることの理由に挙げている人が多いというのも納得できます。

皆さん、脱毛では苦労していますね。本当に大変です。

脱毛の基礎: 毛の役割を知る

毛には大切な役割があります。

部分的に余分だと考えている毛を脱毛することは、おしゃれなどの点から必要になりますが、毛の全体的なことを考えると、とっても大切な役割があります。

脱毛に関心が高まっているこの時期だからこそ、自分の体にそなわっている、毛の役割について知っておくのも大切ではないでしょうか。

あなたを守ってくれる毛の役割とは

毛の役割はさまざまですが、ここでは代表的な役割について挙げておきましょう。

・皮膚を守ってくれる

日ごろの生活の中には危険が潜んでいます。その危険から身を守ってくれるのが毛です。特に、大切な頭を守るために頭髪があり、頭に何かがぶつかる時に、頭髪がクッションの役割を果たし、頭皮を守ってくれるのです。このことは、ワキの下等の摩擦を受ける部分を守ることにも繋がります。

・紫外線対策

何かがぶつかった時に、皮膚を守るだけではありません。外に出ると、皮膚はいつも紫外線にさらされています。過度の紫外線は、皮膚にダメージを与えるため、紫外線から皮膚を守る機能を持っているのが毛のもう一つの役割でもあります。

・保温機能と断熱機能

さらに身体を守る毛の機能としては、保温と断熱が挙げれます。寒い時期に体温が逃げるのを毛がさえぎったり、暑い時期に熱を遮断したりという機能がある毛によって、私達の身体は守られているのです。

・皮膚感覚を高める

皮膚の表面にある毛がある箇所と毛がない箇所で、多少皮膚感覚に違いがあると思いませんか。毛に繋がっている神経は、ちょっとした弱い接触も感知することができます。この毛に繋がっている敏感な感覚があるからこそ、身を守ることができるのです。

このように、毛には私達の身体を守ってくれる大切な役割があります。

この役目を知りつつ、余分な毛を脱毛することができれば、身体の保護とおしゃれなどを両立することができそうですね。

電気絶縁針永久脱毛の痛さ

毛の成長サイクルや肌の状態にあまり関係なく永久脱毛をすることができるのが魅力である「電気絶縁針による永久脱毛」ですが良い点ばかりではありません。

この「電気絶縁針永久脱毛のデメリット」のコーナーでは、主なデメリットについて説明することにします。

電気針永久脱毛と痛さ

1本1本の毛根に針を刺す電気針脱毛なので、当然痛みがあります。

レーザーによる脱毛でも多少の痛みがありますが、それ以上に痛さを感じるのが、電気絶縁針による永久脱毛です。

1本1本の毛根の脱毛処理をするということは、医療レーザーよりも時間がかかることを意味しています。そのため、それだけ長い時間、痛さに耐えなければなりません。

この痛さは、針を刺す時の痛さ以上に、電流を流す時の痛さの方が強いようです。医療機関であれば、麻酔をして脱毛処理をしてくれるところもありますが、エステサロンでは麻酔をすることができませんので、かなりの痛さが伴います。

電気針永久脱毛時の麻酔

医療機関で脱毛を行なう時の麻酔についてですが、脱毛をする場所によって麻酔の方法が異なります。

ビキニラインや脇であれば局部麻酔。

膝下などのように広範囲にわたって脱毛をするのであれば、塗るタイプの麻酔を使います。

腫れと痛みを和らげるために、脱毛の前後に肌を冷やす場合もあります。

・電気絶縁針による脱毛の費用

これだけ手間をかける、電気絶縁針永久脱毛なので、レーザー脱毛と比較すると、費用が割高になります。

痛さに強い方だと思う人で、費用が優先順位の上位にあるわけではないという人は、完璧な脱毛を短期間で行なうには、電気絶縁針脱毛を考慮しても良いかもしれません。

毛の成長期に影響されない永久脱毛

レーザー脱毛のデメリットで説明したように、医療レーザーでは、成長期の毛の脱毛を主にすることになります。

しかし、同じ場所であっても、現在は皮膚の表面に出ていないけれども、これから毛が生えてくる毛根があります。その部分の脱毛を、医療レーザーでは出来ないため、その毛根が成長期になるのを待って、複数回レーザー脱毛をすることになりますが、この点をカバーできるのが、「電気絶縁針による永久脱毛」です。

電気絶縁針による永久脱毛のメリット1

医療レーザーが苦手としている、細い毛や産毛の脱毛もできるのが、電気絶縁針による脱毛で可能になります。

産毛等だけではなく、白髪の脱毛をすることもできる点が大きな魅力です。

電気絶縁針による永久脱毛のメリット2

医療レーザーでは、火傷の危険性から、日焼けしていたり、色素沈着が強かったりする肌の脱毛をすることがなかなかできません。

しかし、電気絶縁針による永久脱毛では、肌の状態を選びません。

日焼けをしていても、濃いシミがあっても、永久脱毛することができる点が、電気絶縁針による永久脱毛のメリットの一つです。

電気絶縁針による永久脱毛のメリット3

狭い場所の永久脱毛に関しても、電気絶縁針による脱毛が有効です。

医療レーザーの照射面がうまくあたらない狭い部分でも、一つひとつの毛根に針を刺すため、場所の制限がありません。ビキニラインなどの狭い場所の脱毛に効果的です。

このように、医療レーザーによる脱毛と電気絶縁針による脱毛とは、それぞれにメリット・デメリットがあります。

それぞれの特色を生かし、医療レーザーの脱毛で処理しきれない毛を、電気絶縁針によって脱毛するなど、併用するとより永久脱毛の効果を高めることができるかもしれませんね。

どのような方法が、あなたにとって最適か、医療機関の方に十分に相談し、納得してから永久脱毛をしてくださいね。

レーザー脱毛のデメリットを補う新しい機器

黒色に反応する光レーザーの特徴を生かした医療レーザー脱毛は、白髪や産毛の脱毛は苦手分野です。

レーザーが使えない脱毛

黒い色素がない白髪。

黒い色素が薄い産毛。

これらの毛の脱毛は、医療レーザー脱毛のメリットが生かしきれないのです。

ただ、技術進歩もあり、最近は光レーザーと高周波を組み合わせた、脱毛機器が開発されたようです。

フォトRFと呼ばれ、黒の色素がはっきりしていなくとも、皮膚の深部にエネルギーを浸透させて、毛根の組織を破壊することができるようです。

新しい機器なので、費用面も気になるところですが、ご自分の希望する場所の脱毛によっては、フォトRFが良い選択肢になるかもしれません。

気になる医療機関が、フォトRFを使っているかをいろいろと調べてみてはどうでしょうか。

医療レーザー脱毛の時間と期間

医療レーザー脱毛の一つのメリットして挙げられるのが、「短時間」。

電気絶縁針による永久脱毛では、毛穴の1本1本に針を入れて脱毛するので、どうしても時間がかかってしまいます。

その電気絶縁針による永久脱毛と比較して、医療レーザーによる脱毛では、直径で1センチから1.5センチくらいの範囲を一度に照射できるので短時間で脱毛処理ができるのです。

通常ですと、両脇で5分から10分。すね毛で30分ほどです。

これだけの時間で脱毛処理ができるのは、永久脱毛を希望している人にとっては大きなメリットです。

ただ、一度脱毛処理をしたからそれでその場所はお終いというわけではありません。

毛は、成長期の毛や休止期の毛に分類できます。

医療レーザー脱毛を行なっても、照射をした部分の休止期の毛を脱毛することができません。そのため、ある程度の期間(通常1年から1年半)内に数度にわけて、希望している場所のすべての毛穴の組織を破壊するレーザー脱毛が必要になるのです。

確かに数度に分けて永久脱毛処理をする必要がありますが、医療レーザー脱毛は、一度にかかる時間がとても短いので、それほどの負担にならないと思いますので、いつまでも自分で無駄毛処理を続けているよりは良いかもしれませんね。