永久脱毛の方法別メリットとデメリット

永久脱毛は、「医療レーザー脱毛」と「電気絶縁針脱毛」に大別されます。

このページでは、「医療レーザー脱毛」と「電気絶縁針脱毛」のメリットとデメリットを、わかりやすいように箇条書きにして、比較しておきます。

医療レーザー脱毛の主なメリット

  • 脱毛の処理前に、毛を伸ばしておく必要がない
  • 脱毛の処理時間が早い
  • 電気絶縁針脱毛より費用が安い
  • 痛みが少ない

医療レーザー脱毛の主なデメリット

  • 日焼けしているとレーザー脱毛ができない場合がある
  • 色素沈着がある場所ではレーザー脱毛ができない場合がある
  • 白髪は黒くないためレーザーが反応せず脱毛がむずかしい
  • 同様に、産毛も黒さが足りずレーザー脱毛がむずかしい
  • 成長期でない毛は処理できない
  • レーザーの形により照射できない場所がある

医療レーザー脱毛のデメリットが、電気絶縁針脱毛のメリットになり、医療レーザーのメリットが電気絶縁針脱毛のデメリットになります。

電気絶縁針脱毛の主なメリット

  • 日焼けや色素沈着があっても脱毛をすることができる
  • 白髪や産毛でも脱毛することができる
  • 毛の休止期でも脱毛することができる
  • 脱毛する場所の制限が少ない

電気絶縁針脱毛の主なデメリット

  • 脱毛の処理前に、毛を伸ばしておく必要がある
  • 脱毛の処理時間が長い
  • 脱毛の処理時間の長さに伴い費用が高くなる
  • 痛みがある

これらのメリットとデメリットをよく考えて、自分なりの永久脱毛についてさらに情報収集をしていただければと思います。

脱毛を希望している場所によって、使い分けるのも良いですね。

検討!多毛症と永久脱毛

永久脱毛を考えているのは、おしゃれをしたい人ばかりではありません。

体質によって悩んでいる人がたくさんいます。

永久脱毛をする多毛症の方

たとえば、多毛症の方。

自分は毛が多いという悩んでいる女性にとってこれは深刻な問題です。

多毛症の方は、体毛が極度に多く悩んでいます。

男性のように、顔、手足、身体にかなり体毛が多い状態です。この多毛症は、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが問題となって引き起こされています。

多毛症を改善する

多毛症の改善は、永久脱毛とホルモン治療を併用することが多いようです。必ず永久脱毛や治療をしなければいけないということではありませんが、どうしても悩んでしまうということでしたら、永久脱毛やホルモン治療によって、多毛症の状態を改善することができます。

多毛症が気になる方は、自分でも永久脱毛やホルモン治療についてインターネット等で調べてみてから、内分泌科や皮膚科でご相談されると良いのではないでしょうか。

あなたの悩みが少しでも軽減されますように!

医療レーザーによる永久脱毛とは

「永久脱毛とは」のコーナーで、簡単に「医療レーザー脱毛」についてご紹介しましたが、このページでは、もう少し細かな点までレーザー脱毛について説明しておきましょう。

医療レーザーによる永久脱毛とは

医療レーザーによる永久脱毛は、お医者さんによる無駄毛処理です。

医療用のレーザーを使って、黒い色素だけに反応する特別なレーザー光線を無駄毛の毛根部にあてます。

こうすることで、皮膚ではなく、毛根だけを燃やして毛母細胞を破壊し永久脱毛するのです。

黒い色素だけに反応するということは、毛根の周りの皮膚に反応しないので、色素沈着、やけどを心配する必要がありません。

レーザーによる痛み

このような仕組みの医療レーザーによる永久脱毛は、「痛み」が少ないのが特徴です。毛根の1本1本に針を刺す永久脱毛に比べて、痛みは確実に少なくなります。

ただ、お医者さんのレベルによって、レーザーの出力の調整の上手い下手があるようです。

また、個人の痛さに対する感覚の差があるため、まったく痛みがないとは言い切れません。

医療レーザーによる処理方法

医療レーザーによる永久脱毛は、1回の照射で直径約1から1.5cmの範囲の脱毛をすることができます。

1分間に60以上の連続照射ができるため、両脇なら5から10分程度で終えることができます。

このように時間をかけることなく、永久脱毛をすることができるため、電気絶縁針脱毛に比べれると料金が安くなるというメリットがあります。

もちろん脱毛をしたい場所にもよりますが、最近は短時間で痛みが少なくできるレーザー脱毛をする人の方が多いようです。

剃刀(カミソリ)による脱毛の問題は?

剃刀(カミソリ)による脱毛。

気をつけているつもりでも、ついうっかり皮膚も剃ってしまい血が出てしまうことがないでしょうか。

きっと、こういう経験をしている人が多いはずです。

脱毛して、きちんとおしゃれをしようと心配りをしているのに、血が出てしまってはちょっと残念ですよね。傷になったり、絆創膏(ばんそうこう)を貼ったりでは、なかなかおしゃれにはなりません。

でも確かにカミソリで毛の処理をするのはお手軽です。

すぐに自宅でできるし、皮膚を傷つけてしまうことがなければ痛みもないし、このお手軽さから多くの人がカミソリで脱毛をすることになります。

カミソリによる脱毛の問題点

ただし、カミソリで毛を剃ると、毛が太くなったといわれますよね。これは、毛をカミソリで剃ると、毛の断面が見えることになり、「毛が太くなった」と感じるというのが実際のところのようですが、毛が目立つのは確かに嫌ですね。

他にも、お肌に良くないということもあります。それは、カミソリによるムダ毛処理は、毎日のようにしないとどうしても目立ってしまうということです。毎日のように、カミソリを使うと肌が削られて、荒れてしまうのも仕方がありません。

剃刀で剃る場所によっては、剃りにくい場所もありますね。

剃りにくいということは、傷つけて血が出てしまう可能性が高まるということです。

おしゃれは大変ですが、くれぐれも怪我がないように!

そうそう、カミソリでムダ毛処理をする時には、毛の生えている方向に沿って、カミソリを動かした方が肌にやさしいそうです。

ついつい毛の生えている方向と逆にしてしまいがちですがご注意を。

脱毛の基礎: 毛の構造を知る

「脱毛処理は、もう嫌になってしまう!」

こういう気持ちは、本当に良く分かります。このような気持ちがあるからこそ、このサイトに来てくださったと思いますが、脱毛をするに当たって、毛の構造や役割を十分に理解していると、「この部分をこの方法で脱毛したい」という自分なりの考えがしっかりしてきます。

この考えがしっかりしていると、「希望していた脱毛とは違う」というトラブルになりにくいので、「毛の構造と役目」というカテゴリーで、毛について詳しく説明をしておきますね。

毛の構造について

「毛」と一言でいっても、実はさまざまな組織から出来ています。

主な構造としては、「毛幹」「毛根」「毛球」「毛乳頭」「毛包」「毛孔」が挙げられます。組織の部分名称なので、ちょっと分かりにくいですが、簡単に説明しておきます。

・毛幹
皮膚から出ている毛のことを専門用語で「毛幹」といいます。

・毛根
皮膚から出ている毛幹に対して、皮膚の中の部分を「毛根」といいます。

・毛球
この「毛球」で細胞分裂がくり返されることで、毛が伸びていきます。

・毛乳頭
毛乳頭は、毛根の下に位置し、毛細血管から栄養を吸収し毛の成長を助けています。この「毛乳頭」と次に挙げる「毛包」の組織を壊すことで、永久脱毛することができます。

・毛包
毛包は、専門的には「上部毛包」「中部毛包」「下部毛包」に分類されます。これらの3つの毛包が毛根の全体を覆っています。

・毛孔
いわゆる毛穴のことを示すのが「毛孔」です。ここから汗などの分泌物が出てきます。

いかがですか?

毛の構造を専門用語で書くとちょっと分かりにくいですが、この中の「毛乳頭」の項で書いたように、毛乳頭と毛包の組織が壊れると、今後毛が生えてこなくなります。

これらの組織を壊すことなく、皮膚の表面に出てきた毛を脱毛クリームなどで処理する方法と、これらの組織を壊す処置をすることで永久脱毛する方法に大別されるのが、ムダ毛処理なんですよ。

このようなことが理解できると、脱毛に関して、自分なりの考えが出来てくるのではないでしょうか。

自分なりの考えをしっかりさせるためにも、このサイトがお役に立ちましたらうれしいです。